アルルノベルス
森村誠一
新・新幹線殺人事件
博多発東京行きひかり116号のグリーン車で中年男が 鋭利な刃物で刺殺されていた。被害者は検見川という 詐欺すれすれの商売をする不動産ブローカーであった。 容疑者として浮かんだのは、博多の中州にある高級ク ラブのホステス・副島美代だった。彼女は検見川と一緒に 東京に行くことになっていたが、それを店の客から目撃 されるのを避けようとひかり4号に乗車したという。ただ、 その列車は途中でひかり116号を追い抜いてしまうため、 美代の犯行は不可能だったが……。巧緻なトリックを 駆使した鉄道ミステリーの最高峰!
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-94-0
黒の事件簿-ビジネスマン・ブラック・ノート
大手化粧品メーカーの営業部員である大庭は、地方出張での酒席の接待、美女との一夜、それに加え金一封というおまけまでもらってしまう。「これで当分ポケットマネーには困らない」とほくそ笑む。しかし、それは、どす黒い罠だった……。「平均社員汚職連座事件」を含む、七短編を収録したサラリーマン・ブラック帳。
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-93-2
精神分析殺人事件
魚住と山下の両刑事は、小学校教師の中原みどり殺害事件の聞き込み捜査の帰りバッタをバラバラにして穴に葬っている児童に出会った。被害者の元同僚で心理学講師の井川からその児童は殺されたみどりの生徒だと知らされる。さらに一見無意味に思える行動の裏には精神的葛藤があるはずだと教えられる。そして魚住は、虫と被害者のミドリという共通項に気づいた……。異常心理と殺意が交錯する傑作ミステリー。
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-68-1
通勤快速殺人事件
混雑の激しい通勤電車の中で、初老のサラリーマンが殺された。混乱の中、乗客はかかわりを嫌がりホームに飛び出した。OLの北沢恵美子も人波にもまれながら押し出されたが、倒れている人物を垣間見たとき、先ほど、急行に乗り換える前の各駅停車の中で話しかけてきた男性であると気がついた。その男性は以前、露出狂の痴漢に迫られたとき、その痴漢をたしなめてくれた人物だったと思い出す。通勤電車の出会いから生じた殺意を描いた傑作ミステリー。
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-60-6
中禅寺湖心中事件
林幹彦は家族旅行で日光中禅寺湖に来ていた。10年前にある女・尾杉紀美子と泊まった同じホテルである。当時結婚を決めていた二人だが、彼女の父親の反対、伯父の家の相続問題を抱え絶望した二人は死に場所を求めて中禅寺湖に来たが、死に切れなかった。今、その紀美子が林の目の前にいた。彼女は毎年このホテルを訪れているという。思い出話に籠められた巧妙な殺意・・・・・表題作他五編を収録した傑作集。
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-51-7
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