アルルノベルス
津村秀介
天竜峡殺人事件
七夕の飾り付けで街が彩られた神奈川県平塚市の路上で、文芸評論家を自称する中年男が変死した。死体のそばにウイスキーのボトルが転がっていて、死因が急性心不全ということから、当初は単なる酔いどれの頓死かと思われた。だが、被害者がウイスキーをまったく飲まず、ボトルからも指紋は検出されなかったため、他殺の疑いが出てきた。フリールポライターの浦上伸介は、「毎朝日報」の谷田記者と事件に関わることになったが、犯人と思われる人物には鉄壁のアリバイがあった。アリバイ崩しの名手が贈る本格長編!
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-99-1
保津峡殺人事件
船下りで知られる京都・保津川峡谷。その崖の上から男が何者かに背中を突かれて転落死した。犯人は現場近くの無人駅から京都行きの嵯峨野線で逃走したという。この事件を、追うルポライターの浦上伸介は、被害者の過去から意外な容疑者を探り出し、九州へと飛んだが……。古都の小駅と、下り寝台特急「はやぶさ」の終着・西鹿児島駅をへだてる時刻表の巧妙な罠。果たして浦上は二重のアリバイトリックを崩せるのか!?
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-84-3
古都の喪章 臨時新幹線ひかり317号の死者
新大阪着の臨時新幹線で、胸にナイフのつき刺さった男の死体が発見された。近くの屑物入れには血液の付着した革手袋が。凶器を手がかりに捜査は進められた。数日後、北の港町・塩釜でも男が刺殺された。現場近くの駅から、新幹線の事件と同じ手袋が発見された。二つの事件の被害者は同い年で、出身地は京都。ルポライター浦上伸介の調査によりひとりの容疑者が浮かんだが、彼には鉄壁のアリバイが……。
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-64-9
寝台急行銀河の殺意
秋田県横手市内で男が何者かに毒殺された。被害者は横浜にある会社の経理係で、1億4千万円の公金を横領し、行方をくらましていたことがわかった。警察は公金横領には複数の人間が関わっているとの見方を強め、捜査網を全国に拡げた。殺人者が仕掛けた東京・大阪を結ぶブルートレインを利用した巧緻なトリックとは? アリバイ崩しに冴えを見せるルポライター・浦上伸介の活躍を描く傑作長編。
定価:860円(税込) ISBN 4-901579-56-8
山陰殺人事件
横浜市内で起きている連続暴行殺人事件は、いずれも20代前半の一人暮らしの女性を狙った卑劣な犯行だった。目撃者の証言から捜査線上に1人の男が容疑者として浮かびかがってきた。だが、男にはアリバイがあった。先輩の谷田の誘いで事件に関わることになったルポライターの浦上伸介は、取材を進めるうちに、容疑者とは別の真犯人の存在を嗅ぎ取り、事件解決を求めて、独り山陰路へと旅立ったが・・・・・。
定価:840円(税込) ISBN 4-901579-46-0
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