アルルノベルス
西村寿行
風は悽愴
強盗犯・疾風の徳造が育てた仔犬は実は日本で最後の日本狼だった!! 警察官の職を辞してまで疾風の徳造を追う執念の元警部・志乃夫正昭と、狼によって妹を亡くしその狼を仕留めようと復讐に燃える猟師・中戸源蔵。そして徳造を付け狙う強盗仲間の安と秋。孤高の狼と彼らとが山中で繰り広げる追いつ追われつの死闘。凄絶な争闘の末に最後に生き残るのは果たして人か狼か? それとも!? 滅びゆく日本狼への惜別と、男たちの熱い魂の叫びを描いた、著者畢生の動物小説の白眉がここに登場!!
定価:940円(税込) ISBN 978-4-86296-208-9
平安時代の文徳天皇の女御に取り憑いた鬼が一千年の時を経て現代に甦ったのか!? ―京都洛北で祇園の舞妓・苑生の変死に続き、比叡山中でも女子大生が惨殺された。苑生の兄である警視庁刑事の御門興宣は、苑生の元・旦那である屋形重介の協力を得てその謎を追い、遂には奥州の山中深く分け入るのだが、そこで彼らは異様な怪異譚を目撃することに…。時空を超えた壮大なスケールで鬼と人間との果てしなき情念を描く、著者渾身の超伝奇アドベンチャーの傑作巨編が遂に登場。
定価:940円(税込) ISBN 978-4-86296-198-3
君よ憤怒の河を渉れ
新宿西口の雑踏の中で東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、突然見も知らぬ女性から強盗強姦犯人だと告発され指弾される。濡れ衣を着せられた杜丘は逃走を計り、その日から苦難の逃亡生活を送ることになるが、あまつさえ告発者の女性の殺人現場に遭遇し殺人犯としての汚名さえも着せられてしまう。謎の真犯人を追い求めながら北海道の原野から小型機による大空への飛翔まで杜丘の怒りの逃避行は果てしなく続いていく…。今や伝説作家である西村寿行が渾身の力を籠めて描いた世紀の冒険小説の傑作長編が、遂に新書版として登場する!!
定価:940円(税込) ISBN 978-4-86296-183-9
  

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